本日は、弊社でのその他の業務の鹿児島市での相続・遺言サービスにつきましてお知らせ致します。
ご家族を亡くし、遺産相続が発生したとき、皆さんはまず何から手を付けたら良いか分かりますか。相続手続に慣れている一般の方は少ないと思います。鹿児島市にお住まいの方でしたら、まず鹿児島市役所の相続に関する市民相談に行かれる方もいらっしゃるかと思います。
専門家として相続の相談員をした経験からお話しさせていただくと、市民相談会では時間的余裕もなく、お話しできることには限りがあります。相続手続の具体的な方法まではご相談にのれないのが正直なところです。相談者の方たちは、たいてい相談しただけでなんとなく満足して帰られますが、きちんとご理解いただけたのか、もっと良いアドバイスができたのではないか、と後になっていつも考えてしまいます。
遺産相続の手続は、まず故人の出生から死亡までの戸籍謄本をすべて集めるところから始まります。本籍を途中で移した時、結婚で姓が変わった時など、戸籍謄本はその都度作成され、戸籍謄本が1通だけの方はほとんどいません。また、古い戸籍は手書きで作成されていることもあり、その確認作業は専門家にとっても難しく、過不足なく戸籍謄本を集めるだけでもかなり手間がかかる場合があります。同時に遺産を調べ、財産目録の作成、法定相続人を確定し、故人の遺言書がなければ相続人全員で遺産の分割方法を協議し、遺産分割協議書の作成をしなければなりません。遺言書か遺産分割協議書がないと、相続の手続は一切手をつけることができません。その他にも印鑑証明や住民票等、集める書類がたくさんあります。銀行の預金口座凍結解除にはその銀行ごとの相続書類の提出、不動産をお持ちの方は不動産の名義変更の手続き・・・と、とても時間のかかる作業が待っています。
また、戸籍謄本を集めて相続人を確定する段階で、思わぬ相続人がいることが分かるケースもあります。お父様が亡くなって、相続人は配偶者であるお母様と息子である自分だけだと思っていたら、会ったこともない先妻の子供がいたケース。まったく親交のない甥や姪も相続人であると分かったケース。だいたい連絡先も知らない相手と、どうやって遺産分割協議をすればいいのか?
このように、相続手続は煩雑で難しいものです。時間も手間も惜しまずに、書籍やネットで調べて自力でやる!というのもいいと思いますが、多少費用がかかっても、専門家に依頼した方が確実で安心です。
特に相続税を支払う必要がありそうな方は、相続に関してはぜひ税理士にご相談ください。遺産分割の仕方で相続税に何百万もの差が出てしまうケースもありますので・・・
それでは、鹿児島市での相続はお任せ下さいませ!
鹿児島市 相続