歴史の時間に江戸時代を学習した時、東海道五十三次の話を聞いた事ありますよね。
江戸時代に整備した五街道で、東海道の53の宿場のことを言います。
大阪までの道中には風光明媚な場所や有名な旧跡も多くて、当時の浮世絵や和歌、俳句などにもよく出てきました。

京都までが五十三次で大阪までを加えると五十七次だとも言われています。
この頃の浮世絵を見ると、当時の人々の生活や環境など、手に取るように見えてきますよね。
旅をする姿や船に乗っている様子、肩や背中に荷物を負って歩いている様子やお店で一休みしている姿など、当時の人々はこのように生きていたんだなと感じさせられます。

東海道五十三次で知られる浮世絵では、歌川広重が有名です。
江戸時代に将軍の所在する江戸と天皇御所のある京都をつなぐ重要な街道で、他の街道に比べて最も中心的なものでありました。

有名な画家ゴッホは浮世絵をコレクションしていて、東海道五十三次も含めて数百以上の版画を入手していたそうです。
彼は浮世絵の明るい色彩、自然で細かい描写、西洋にはない構成などが、自分の作品にも影響を及ぼしたと語っていたということでした。

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画家の描いた絵のように1枚だけあるわけではないので、興味のある人達はそれぞれ版画を自分のものにすることができるのは、いいですよね。
昔のように東海道五十三次を歩いてみよう、という方達もいらっしゃるようです。
その時代の人達は何を感じながら歩いていたのか、想像しながら行くのも面白そうですね。
東海道五十三次